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お母さんからの‘‘愛‘‘に気づけたからよかったよ。
「ありがとう、お母さん。助けてくれて」
「当り前よ。クラは私にとって、大切な娘なんだから」
その言葉が、うれしかった。
今まで、心の底では怖かったから。
こんな捨てられたクラを、邪魔に思ってるんじゃないかって。
あれもこれもダメって言うのは、邪魔だからじゃないかって。
怖いから、ちょっかいかけて、反応されることに、クラは愛されてるんだって、思うしかなかった。
でも、違った。
クラは、お母さんにとって大切な‘‘娘‘‘だった。
嬉しい。
人のぬくもりって、こんなにあったかかったんだ。
怖かったけど、今はもう、幸せしか感じない。
お母さんの‘‘愛‘‘に気付けて、よかった。
「クラも、お母さん大好き!」
「ふふっ、ありがとう、クラ」
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