私の家族

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「雨里…今日仕事から帰ったら… その…いいか?」 父は私をじっと舐め回すように 見つめている。 「父さん…マジかよ… こんなブサイク抱いて満足なわけ? 俺だったら萎えるわー!」 兄はご飯粒をボロボロとこぼしながら 私に向かって指をさす。 父と私は、私が中学生の頃から 性行為をしている。 私は嫌だと拒否したが 父は 「皆んなやってるんだぞ? 雨里の友達の家族だって こうやって親子でやるんだ。 恋人が出来る前に、 こうして父親がお手本となって セックスするんだぞ?」 そう言って無理やり私を犯した。 その日から父は 私とセックスをするようになった。 母とはもうしていない。 おばさんの体には性欲が出ないと 言っていた。 私は父の言ってる事が本当か 確かめるために友達に聞いた。 友達は絶対にない。あり得ない。 気持ち悪い。 そう言っていた。 そして、私が父と性行為をしたと 言ったら 友達が居なくなった。 汚い物を見るような目で クラスのみんなが私を見るようになった。 父の言ってる事は間違ってる。 分かってから父を問い詰めた。 そしたら父は無言のまま 私をひたすら殴った。 泣いても、お構い無しに殴り続けた。 私が無抵抗になった途端 服を脱がし行為を始めた。 抵抗しようものなら 容赦なく殴ってくる。 私はただただ恐怖で動けなくなった。 すると 「よしよしいい子だね。 俺は雨里の為を思って やってるんだぞ?ん?分かるか? お前はブサイクだから 一生彼氏なんて出来ないぞ。 一生独身で一生処女だぞ? そうなる雨里が可哀想でな… セックスっていうのは凄く 気持ちよくていいものなんだぞ? 俺が教えてやってるんだ。 全て雨里の為なんだ…」 父は優しく頭を撫でては 私の涙を拭ってくる。 抵抗しなければ優しいいつもの父。 私はその日から抵抗しなくなった。 全て父の言いなりになった。 これでいいんだよね。 私が我慢すればいいんだから。
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