ギルドへご案内して?

1/1
前へ
/4ページ
次へ

ギルドへご案内して?

街。これが。街。人が大勢いて、お祭りの、騒ぎみたい。大きな建物。いっぱいある。でも、僕どうすればいい? オロオロとする少年。そこに人間のおじさんが寄ってくる。呼吸をするだけでも伝わってくるお酒の匂いがして、おじさんは少し酔っているよう。 「よおぅ、そこの少年さん。あんた見ない顔だね〜。しかも迷ってんのかぁい?」 「__うん。迷ってる。そしておじさん。貴方冒険者、ですか?」 「うーん?俺ぁ、冒険者ですぜえ?どしたんだ〜?ギルドんとこ知らねーのかい?」 「うん。教えて、くれない?」 「あー、いいぜえ!こっちだこっち。」 先に歩いていき、顔の横に手をやり手を、招くように。 「はい。」 それに、着いていく。殺意なんて、一切ない。だって、僕は人間に、生まれ変わったのだから。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加