5章 イタリアンレストラン

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5章 イタリアンレストラン

 高校生のカップルを横目に見ながら、僕らは大山参道を歩き、駐車場まで戻った。 そろそろ夕焼け空になってきた。 「美咲ちゃん、帰りの新幹線の指定券を買っているの? 「切符は乗るときに自販機で買えばよいから、買ってないけど。」 「もしよかったらだけど、一緒に晩ご飯食べない? 那須塩原市にも、雰囲気の良いイタリアンレストランがあるんだよ。」 「イタリアン、いいねぇ。 上り新幹線の最終は、10時10分だけど、最終の1本前の9時36分の 新幹線に乗れるかな?」 「それは大丈夫。 そこから駅まで車で30分あれば着くし、間に合うように車で送るから。」
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