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チャイムがなり、HRが終わる。急いでサッカー部の部室の前に走っていった。そこで待つことに。
「え、だれあれ」
「知らない知らない」
彼じゃない他の男子が私をジロジロ見ながら部室へと入っていく。
「あ、あの!!」
やっと葛城晴人がきて、私は勢いよく声をかけた。
「え、なに?」
ストーカーの女の子だ。俺になんのようなんだ。もしかして、告白?
「今日時間空いてますか?」
「空いてるけど」
「家に来て欲しいです、見て欲しいものがあって」
「え」
家に行く。
女の子の家に行くのは彼氏が彼女の家に行くと同じことでこんなことないと思ってた。女の子が男の子に誘われたら危ないと思うだろうけど、男の子が女の子に誘われるのは大丈夫なのだろうか、でも、俺だって力が弱いわけじゃないし、見せるものって彼女は言ってるし、1回くらいなら
「いいよ」
「じゃあ、部活待ってます!」
彼に声をかけてから時刻は7時半。
ぞろぞろとサッカー部とバスケ部などが学校からでてきた。
「あの、すみません、待たせて」
「いえいえ!」
彼のことを待って考える時間がとても幸せで、これから彼が私の家に来て私のものになる。それを考えるだけでワクワクとときめきが止まらなかった。
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