異常な愛~兄妹~

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 再び制止しようとした実花が上体を起こすと、嵐は実花の唇を奪った。 驚いた実花ではあったが、初めて唇を奪われた時と同じように嵐はすぐに離れるだろうと考えていた。  しかし、そんな実花の思いとはうらはらに嵐は離れるそぶりを見せず、それどころかわき腹を撫でていた手をゆっくりと胸まで移動させ、指先で突起を弄び始めたのだ。 「ふぅ!?んむぅ~…」 キュッ 「んぅーっ!!?」  突起を捏ね回すように弄っていた嵐だったが、それまで塞いでいただけの実花の唇に舌で割り入ると同時に、突起を親指と人差し指で少し強めに摘まんだのだ。  舌を絡められ息も上手く出来ない状態と胸から与えられる刺激に、実花の意識は少しずつ薄れ始めていた。 その事に気付いてか、嵐はその状態のままもう片方の手をそっと実花の下半身へ移動し始めた。 スルッ 「ふっ…?」 ヌルッ 「んんーっ!!むぅっ、ふっ…やぁっ…」 「はっ…、濡れはじめてるな…」 「お、にぃちゃ…、やめて…」 チュッ 「大丈夫だ。なるべく痛くしないよう、気を付ける」 服から下着の中へと滑り込ませた手を足の付け根の隙間へと潜り込ませた嵐は、少し押しつけるようにしながら指先で割れ目をなぞった。 その感覚に実花は必死で首を振り、嵐の唇を外すと、自分の下半身へ伸ばされた手を両手で押さえて止めるようにと訴えた。  実花のそんな態度に優しく笑みを浮かべた嵐は額に唇を落とし、宥めるように呟いた。 それとほぼ同時に、ただなぞっていただけの指先を小さく閉じられた穴の中へとゆっくりと差し込んだ嵐。  自分の訴えとは正反対の行為を始めた嵐に実花は、力の限りを尽くし抵抗を試みた。 「お、にぃちゃ、やめ、て…」 「怖がるな。全て俺に任せろ」 「そうじゃなっ…。お母さん、呼ぶから…」 ピタッ 「………」 「んっ…、どいて…」 グッ 「お兄ちゃん…?って、やあぁっ!!」 「………呼べるものなら、呼んでみろ…」  動きを止めた嵐にほっとしながら、この状況をなんとか変える為に嵐を押し退けようとした実花。 けれど、胸の突起を摘まんでいた指と差し込まれた指を同時に動かされ抵抗は失敗に終わった。  怒りを滲ませた声で呟きながら、爪を立てたり、掻き回したり、指の本数を増やしたりして実花を責め立てた嵐は、しまいにはもう片方の胸の突起に吸い付いた。  動きを止める前よりも更に全身を好きなように弄ばれ、初めて感じる刺激に実花の意識は薄れつつあった。  そんな実花に気付いた嵐は一度、実花の身体から離れると、上体を起こして実花を見下ろした。 「はぁ…、はぁ…、お、にいちゃ…」 「…もういいな、実花…」 「え…」  ニッと口角を上げた嵐の表情をぼんやりと見つめていた実花だったが、嵐がベルトを外し、下着ごとずり下げて自らの下半身を露にしたことに目を見開いた。 「すぐに、俺を刻みつけてやるからな…」 ガッ 「や、だ…。やめて、おにい…んっ!」 ズリッ 「ほら、ココに、挿れれ、ば…」  実花の下半身を持ち上げ、自らの下半身に乗せるような形にした嵐は、自分のモノを実花の股間へ擦り付けた。  これ以上は不味いと感じ、腰を捩りながら逃れようと藻掻いた実花ではあったが、腰をがっしりと嵐に押さえつけられてしまった。 挙げ句、モノの先端を自らの大事な部分へゆっくりと差し込まれ始めていたのだ。  少しずつ押し広げられる痛みと苦しさに、実花は身体全部を使って拒絶を示した。 しかし、嵐はそんなことには構わず、自身で実花のナカをしっかりと確認するように押し進めていった。
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