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(あーもう!マジナース服似合い過ぎなんだけど!頭に乗せたナース帽もなんか萌えるし、サイハイソックス履きこなす男子ってどーよ!?
てか初めから男に着せると解ってるのにこんな衣装用意した女子誰だよ!けしからん!ゼヒ俺から表彰させて下さいッッ!!
…つーか全体的に何この威力?ハンパねぇよ。
その綾斗君に上目づかいで見つめられてるんだもん。男でも見とれて当然だと思います!…って、俺綾斗君相手に何考えてんだァ!?)
「錦織君?もしかして僕の態度に怒っちゃった?てか無視しないでよ謝るから」
綾斗の変貌ぶりに、改めて見惚れていた錦織は、不意にかかった声に我に返る。
「違う違う違う!無視してない!ごめんね。ちょっとボーっとしちゃって」
慌てて首を振る錦織に綾斗は安心した顔でその場に立ち上がった。
「なんだそっか。分かるなー。女装なんてさせられちゃ頭が現実逃避してボーっとしちゃうよね」
「そうそう!ソレだよそれ!」
必要以上に強く肯定する錦織に綾斗は一瞬疑問を感じたが、直ぐに現時点の彼の姿に意識を取られ、ホウっと感嘆の息を吐いた。
「にしても錦織君本当にその格好合ってるよねー。体格はちゃんとしっかりしてるのに、不思議に凄くキレイって思えるもん。クラスのみんなに大好評だったしね」
「嬉しくは無いけどね」
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