2017人が本棚に入れています
本棚に追加
ずっと止めていた息を深く吐き出して、呼吸を整えた
本当に私は、恭介さんとしたんだ……
昨夜のは夢では無くて、今も夢じゃない
昨夜の記憶を思い出すたびに身悶えしながら、ベッドの下に落ちているキャミソールとショーツを拾う
ソファーの上に置いてある紙袋から、ワンピースに着替える前に着ていた、ジーンズとトレーナーのカジュアルな服を出して着た
しばらくして、先ほどと同じ格好の恭介さんが、濡れた髪をバスタオルで拭きながら出てきた
「あ、髪が濡れたままだね」
ドライヤーがどこにあるのか分からず、探すという行動を省略していた
「おいで」
手招きする恭介さんに近づくと、ベッドに腰掛けるよう促される
恭介さんはドライヤーをバスルームのどこからか持ってくると、私の髪を乾かし始めた
最初のコメントを投稿しよう!