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布団の上でスマホを耳に当てたまま、突然の電話に驚愕しながら、不意に玄関横の小窓に視線を向ける
すると外側に、人影が見えた
慌てて布団から跳ねるように立ち上がると、確認もせず無意識に玄関のドアを開けていた
「藍璃ちゃん、元気だった?なんの連絡もしないで、 突然こんな時間に来て、迷惑だよね。……ごめんね」
ずっと、見たいと思い焦がれていた恭介さんの笑顔があるけれど、 何故かその笑顔は切なそうだった
私はガクッと力抜けそうになる膝になんとか力を入れて、身体が崩れ落ちないようにする
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