1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
幸せの時間
寒くなってきた今日この頃。
今日はマフラーを買いにお出掛け中。
クリスマスのプレゼントに、とお店をめぐって、彼にぴったりのマフラーを選ぶことにした。
「とは言っても。」
単色のマフラーにするか、柄のマフラーにするか。
選べる幅は広く、彼の好みもよく分からない。
なにを選んでも喜んでくれそうだけど。
ふ、と彼の喜ぶ顔が浮かんで胸がきゅうと苦しくなる。
せっかくな彼に似合うものを選びたい。
そう思って、ネットで見るのではなくお店まで来たのだから今日決めたい。
色々なマフラーを眺めながら、彼の服装を思い出す。
服に無頓着な彼は、よく黒を着ていることが多いから、少し派手な色や柄でもいいかもしれない。
赤色のチェックを手にとって、イメージしてみる。
似合わないことはないかもしれないが、子どもっぽくなりすぎるかもしれない。
色々な柄や色のマフラーを手にとっては、頭の中で彼に巻いてもらう。
最初のコメントを投稿しよう!