幸せの時間

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幸せの時間

寒くなってきた今日この頃。 今日はマフラーを買いにお出掛け中。 クリスマスのプレゼントに、とお店をめぐって、彼にぴったりのマフラーを選ぶことにした。 「とは言っても。」 単色のマフラーにするか、柄のマフラーにするか。 選べる幅は広く、彼の好みもよく分からない。 なにを選んでも喜んでくれそうだけど。 ふ、と彼の喜ぶ顔が浮かんで胸がきゅうと苦しくなる。 せっかくな彼に似合うものを選びたい。 そう思って、ネットで見るのではなくお店まで来たのだから今日決めたい。 色々なマフラーを眺めながら、彼の服装を思い出す。 服に無頓着な彼は、よく黒を着ていることが多いから、少し派手な色や柄でもいいかもしれない。 赤色のチェックを手にとって、イメージしてみる。 似合わないことはないかもしれないが、子どもっぽくなりすぎるかもしれない。 色々な柄や色のマフラーを手にとっては、頭の中で彼に巻いてもらう。
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