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NDC
版がずいぶん古いですが、仕事(司書)の必須アイテム。
日本十進分類法(NDC)の本。
いわゆる本の分類分けのことが書かれた本ですが、司書(図書館関係者)以外には必要ない本じゃないかなぁと。
でも逆を言えば司書はこれがないとものすごーく困ります。
よく出る分類のものは見なくても分かります(日本の小説の913など)が、分類に迷うものとかも多々あるのもまた本の世界なのです。
ちなみに、全く同じ本でも図書館の考え方で分類が違ったりします。
どういう風に自館の本を分類したいか。
それで変わってきます。
例えば学習漫画シリーズの自伝。
自伝で分類すると2類になります。
が、シリーズで集めたいと思えば9類の読み物として分類するか、漫画というくくりで7類(芸術)にしてひとつの棚へ。
また、同じ自伝でも、例えば音楽家は7類(芸術)へ、文学者は9類(文学)へ、科学者は4類(理科)へと分類した図書館もあります。
よその図書館に行くと、そういうのを見るのが密かな楽しみだったりします。
分類を見ると、その図書館の方針とか考え方が何となく見えてきます。
分類ひとつで、そこの図書館の利用者層がどういう感じかも見えてきたり。
面白いです。
(2020/01/25)
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