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動乱(第三部)16
みんなで貰った賞金です、きょうは、ぱ~と使いましょうと、言って乾杯して宴席に入ったのです、女将が芸子も呼んでいます、
よと言うので、そんな予算はないですよと言うと、いいえ込みこみですよと言うと、フスマが空きこんばんわと言うと大勢の、
芸子が入って来て、
みんなの前に坐り酌をしたのです、村上と夏子の前に二人の芸者が来て、しおりに雛菊ですと言うので、え~、二人は芸者は、
上ったのではと言うと、二代目ですよと酌をしたのです、それではみんなで勝奴踊りをと言うと、大勢が立ち上がり三味線に、
合わせて踊ったのです、
踊り終わりみんなが拍手すると、すみれと雛菊が戻って来たので夏子と村上が酌をすると、飲み乾して返盃したのです、それ、
ではお二人は父とは会っていないのと聞くと、いいえ、ここにお越しの節は呼んで下さいますので、よく、御存じ上げて、
いますと言うので、
ここで児玉と密談しているのでしょうと言うと、いいえ、時々作戦会議を開いておいでです、私たちも聞いていますので、秘密、
ではありませんよ、この前は文昭さんも見えられて、悪者退治の作戦を話しておられましたよと、言うので、文昭叔父さんも、
父とつるんでいるのかと酒を飲み干したのです、
隊長は旧海軍時代は、こなん処には随分出入りしていたのでしょうと聞くと、僕は少尉だったからこんな料亭には出入りできる、
身分ではなかったので、もっぱら居酒屋だったよと言うので、ヤツパリ偉くならないと損するのですね、でも隊長は主査だから、
民間では部長クラスでしょうと言うと、
戦前の軍隊と違って、現代は役所は交際費は少ししか出ないのだよと言うので、事務次官、大臣等の幹部は赤坂、神楽坂の料亭、
にいり浸りだそうですよ、不公平だわと言うと、しおりが神埼はんそないにな事言うと、私たちは食いはぐれてしまいますと言、
うので、
そうか、それなら国会議員に鞍替えして防衛庁長官になり、多くの交際費を出そうと言うと、雛菊がお願いしますと酌をしたの、
です、ところで神崎君は剣道はと聞くので、一応3段です身を守る為だと父からやらされたのですよと言うので、それでは敦盛、
も出来るのと聞くので、
ええ、それは剣道の付録だとやらされたのですよと言うと、女将が是非舞って下さいと言うので、安くして貰ったからやります、
がこの格好ではと言うと、ちゃんと羽織、袴がありますよと、別室に案内するので、着替えて白鉢巻きをしてセンスを刺すと、
まあ凛々しいですよと言うので、
もうお金は持っていませんよと言うと、いいんですよと笑い、部屋に行き、これから出陣、敦盛を舞いますと言うと、雛菊が、
三味線を弾き、夏子が人生50年下天のうちに~と舞うと、皆がが息をひそめてみています、その優雅な舞にびっくりしていた、
のです、
舞い終わり一礼すると大勢の拍手が起こったのです、それではみんなも何か芸をやってと言うと、あちこちで三味線がなり、
踊り始めたのです、女将が愕きました素晴らしい舞ですねと酌をするので、飲み乾して、それではみんなはもう少しここで、
楽しんでもらって、
隊長と私、木田君と後藤君で河岸をかえましょうと言うと、村上がいや私は基地に戻るよ、神崎君達は河岸を変えなさいと言う、
ので、隊長は大変ですね、それでは私たちはもう少し楽しみますと言うと、隊長が立ち上がり、私たちはここで失礼するが君た、
ちはここで楽しんでくれと言って、
店を出て隊長は基地に戻り、夏子と木田、後藤は車に乗り銀座のしおりの店に向ったのです、店に入るとしおりが珍しいと言う、
ので、お父様の払いよと言うと、ハイ、分っていますと席に案内して、水割りを作るので皆で乾杯したのです、しおりが新聞を、
読みました、
大活躍でしたねと言うので、この二人の、おかげなのよと言うと、木田が神崎先輩の機転は、凄いですよと言うので、しおりが、
お父様の血を受け継いでいるので普通の事なのですよと言うので、しおりママはお父様の愛人なんでしょうと聞くと、いえ芸者、
のころからのただのお馴染みですよと笑うので、
そうなの、そうゆう風にしとくは、男はみんな浮気するのでしょうと言うと、後藤が僕はしませんよと水割りを飲むので、彼女、
はと言うと、木田がほら書記の早苗ちゃんに気があるんですよと言うので、早苗ちゃんはと聴くと、パイロットでないとダメと、
言われているんだそうですと言うので、
それでは操縦希望を出して、操縦学生になれば資格はとれるよと言うと、僕は頭がと言うので、適性検査さえクリアすれば学科、
は整備員に習えばいいのよと言うと、そうか体力には自信がありますので、整備の増田先輩に頼んでみようと言ったのです、
後藤君が操縦要員になれば、
私は退官できて、民間の航空会社にいけるわと乾杯したのです、しおりに最近はお父様は来ないのと聞くと、そうねこのところ、
いらっしらないわ何処かに良いひとてもいるのではと言うので、又どこかで密談しているのよと言うと、スタッフが耳打ちする、
ので、
噂をすれば影ですよ、今見えられたそうです、席は別々にしますかと聞くので、ここでいいですよと言うと、呼びに行ったので、
す、木田と後藤が私たちは失礼しますと言うので、スタッフを呼びこの二人をハズレの席にして、女の子を二人付けてと言うと、
ハイ、こちらにと言ったので、
楽しんでと言うと席を立ったのです、入れ違いに新一が一人の男を連れて来て、ここで打ち上げか連れはと聞くので、違う席に、
移ってもらったわと言うと、こちらは幹事長の田中さんだよと言うので、テレビで良く拝見しています、どうぞと言うと二人が、
座ったので、
改めて乾杯したのです、田中が今回の活躍を聞いたよ、それに進級したそうで、おめでとうと言うので、ありがとうございます、
今日は次期総理の密談ですかと聞くと、これはまいった、神崎先生に私を推薦してくれるように頼んでいるのですよと言うので、
そうですか、
ならばここの飲み代は田中先生持ちでと言うと、ハイ、まかしておいて、ママシヤンパンもと言うので、夏子が一番高いシヤン、
パンをあちらの席にもと言うと、新一が苦笑いをしたのです、シヤンパンが来たので乾杯して、美味しい、何このシャンパンは、
と言うと、
新一がこれはドンペリのピンクで、すごく高いんだぞと言うので、それではお父様田中先生の味方をしてと言うと、仕方ない、
味方するかと杯を上げたので、田中がこれはありがたいと言うと、でも田中派は沢山いるから大丈夫ではと聞くと、それが、
私の派閥だけではダメなんだよ、
池田派と鳩山派が手を組めばどっこいどこいなんだ、後は神崎先生たちの派閥に属さない人が何人味方するかで決まるんだよ、
と言うので、しかし、きわどい勝負ですね、それなら、池田派か鳩山派の者を裏切らせるしかないですね、大臣のイスを餌に、
すれば転ぶ人もでるのではと言うと、
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