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するとカズエがパッと割って入って、
「潤ちゃん、私とお風呂はいろう。この間100まで数えられるようになったって言ってたでしょう。カズちゃんに数えてみせてよ」
「いや、ウルはナツキちゃんとはいる」
春一が眼差しをキツくして、
「潤、それはダメだ」
またひと騒動起きそうな気配を察したのか、
「潤、じゃあママとカズちゃんと三人で入るのはどう?」
鈴音が提案してきた。
潤は伺うように顔をあげ、
「うん、ママとカズちゃんとはいる」
「いい子ね」
鈴音はクルリと潤の頭を撫でると、
「私、お風呂の用意をしてくるから、春さんは片付けものお願いね」
ポンと言って、部屋に戻っていく。
春一も、
「わかった」
残っていたビールをひと息に飲み干してしまうと、腕まくりしながら慣れた風にキッチンに立った。
そのまま食器洗いを始める。
夏樹は潤をあやしていて、カズエも、
「私も準備しなきゃ」
と言って荷物を入れた部屋に行ってしまうから、手持ち無沙汰なのは秋哉だけになった。
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