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あの頃の、綾の遠慮なしに浮かべる笑顔が蘇る。 囁くような吐息の声も、甘い梅花のような匂いも、細い指先でペンを走らせて描く綺麗な字も、次々と脳裏に浮かんできた。 「綾……なんでお前は……」 俊介は自分の頭を抱え、髪をくしゃっ、と握った。 けれども俊介はまだ知らなかった。 この涙の源流となった、綾のひたむきな想いを。 時を越えて二人を繋げる、『回転木馬』がもたらす奇跡の物語を――
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