何度でも言おう

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日曜の朝、今日は和也の仕事は休みだ。ずっと和也と一緒に居られる。嬉しくて沙也加は早くに目が覚めた。 カーテンを開ける音で和也が起きないように、そっと静かにカーテンを開ける。 「んん・・おはよう」 「あっ、ごめん、起こしてしまって」 「そんなことないよ。起きようと思ってたんだ。今日は会社は休みだから、ずっと一緒にいられる、寝てるのはもったいないよ。」 和也と付き合って4年近くになる、日曜日の朝のおきまりの2人の会話。 日曜日に和也の用事がなければ、沙也加は土曜の夜から和也の部屋に泊まるのが日課になっていた。
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