『 黄道のアキレス腱 』

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そして 「ほれ、若者は動く動く」 龍之介と拓真は しっしっ…とその場を追い立てられた。 「ええ〜?! まだ話しの途中なのに…」 「…なんなんだよ…?」 押水が話しに入ったことで 龍之介と黄道の話しはそこで止まってしまった。 ふたりはブツブツ言いながら 足元を携帯の光で照らしている。 「考えたんだけどさ…」 押水は 黄道の肩に手を回し 「まだ話さない方がいいかも…あいつらには荷が重いんじゃないかな」 そっと 耳打ちをした。
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