『 覚悟 ー 2 』

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そして 龍之介の肩をポン、ポンと叩いた。「ご両親のその説明は間違ってはないと思うよ」 しかし 龍之介は 「だけど…『幼い息子を巻き込んだことは許せない』…親はそうも言っていて…」 「…そっか。だよな…」 押水は 黄道に視線を向ける。「ま、普通はそう考えるわな」 「でも…その反面、父はずっと後悔もしていて…『どうして自分は連絡を取っていなかったのか』…『どうして止めることはできなかったのか』…『話しを聞いてやっていれば』…口を開けばそんなことばかりで…」 龍之介は やりきれないというような表情で 「…僕は信じられなくて…だから…」
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