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「まあ。みんながそう言ってくれているんだ。
もう少し休めばいい。それに。。」
月島先輩はすっと俺に視線を寄越した。
「何か悩んでいる事でもあるんじゃないのか。」
え。
「あの・・いえ。。別に。。」
ホントは悩んでる。
なんで。なんでって。
また。そればっかり。
頭の中が兵動で埋め尽くされている。
自分自身にも戸惑っていて。
なんであの人をこんなにも求めているんだろう。
前よりももっと。
もっと側に居たいって思う気持ちが止まらない。
今までこんな風に誰かを思った事が無くて。
自分で自分がわからない。
でもそれが顔に出てたとしたら。。。
情けない。
それこそ何をやっているんだろう。。
ちゃんと今度こそって思ってたのに。。
「・・すいません。。」
項垂れる頭をぽんぽんと叩かれた。
「まあ。いいから座れ。
秋さん。コーヒーお代わりお願いします。」
あいよ。と微笑まれ 優しく座るように促される。
そろそろと椅子に戻り 肩を窄めた。
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