茜、お待ちかね☆彡

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茜、お待ちかね☆彡

 試合が終わると、陽太は、照彦とともに山入端家に向かった。  帰る道中、照彦は、青い顔で「怖かった・・・」と何度もつぶやいた。  照彦から一部始終を聞いた陽太は、なにも言わず、ただ照彦の背中をさすった。  照彦は自室に入り、陽太は、茜の部屋のドアをノックした。  ドアを開けた茜は、わくわくした表情で陽太を待っていた。 「で、どうだった? 照彦に片想いしてるっぽい女の子!」  今回、陽太は、茜から「照彦に思いを寄せているっぽい女の子がどんな人か知りたいから、でも、自分はその時間帯、就活で行けないから、陽太君が見て来て教えて」と頼まれていたのだ。
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