笑止千万☆彡

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笑止千万☆彡

「え、あ、いや・・・あれ、でも、東雲さん、眼鏡は?」  照彦は、やっと会話らしいセリフを口にした。 「今日は、コンタクト?」 「よもや、まさか」 「え・・・じゃあ、裸眼?」 「左様」 「左様って・・・え、学校ではいっつも眼鏡だけど、眼鏡もコンタクトもなしで、見えんの?」  照彦の疑問に対し、光は、いきなり足を高くあげて、爪先で空を鮮やかに切り裂いた。そして、鼻先に風を感じるほどの鋭い蹴りに絶句している照彦に対し 「拙者の視力は、0.1以下!」 と声高らかに笑い、 「しかし、戦いにおいて視力に頼るなど笑止千万! 気配さえ分かれば、目など見えなくとも十分! 私は、闇夜でも人を殺せますぞ!」 と言い切った。  照彦は、「こ、殺さないでください~・・・」と蚊の鳴くような声で囁いたが、光の耳には届かなかった。
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