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月曜日の朝
複雑な思いを隠しなから仕事に向かった
朝礼前の少しの時間、見るからに落ち込んでいるのがわかるように下を向いて座っていた
本当は仕事どころじゃない心境なのに
紗栄子「架~純!元気ないじゃん。どうした?元彼くんとうまくいかなかったか?」
事情はみんなに帰ってもらうお願いをした時に、理一が話したんだろう
紗栄子は私と理一がどうなったのか知りたくてしかたないらしい
架純「もぉ 紗栄子たちのせいでもあるんだからね。本当にいろいろあって大変だったんだから」
気を効かせて2人きりにしてくれたのも、原因の1つではある
紗栄子「え~ どういうこと?」
誰にも聞かれないように小声で、あの後にあったことを全て話した
紗栄子だけには隠し事はしないと約束していたからだ
紗栄子「マジで?やっちゃった…」
ビックリするのも無理はない
驚きすぎて声が大きくなってる紗栄子の腕をつかんで大声を止めさせた
架純「声のボリュームでかいって」
他の人には絶対に聞かれたくないし、また思い出して落ち込んでくる
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