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大樹「それで、その人と付き合うんですか?」
不安そうに聞いてきた
架純「絶対にない!もう会うつもりもないよ」
ただ…つもりはなくても、会っちゃう可能性は高いんだけどね
大樹「本当ですか?」
やけに慎重に聞いてくるなぁ
架純「本当だよ。昨日のは事故みたいなもんだし、彼に気持ちなんてもうないしね」
なんで大樹にこんなこと言ってるんだろう
途中から変だなと感じていた
大樹「そうですか…」
ホッとしたような笑顔に戻った
架純「大樹はどうなの?年下の彼女とは、ちゃんと会ってあげてる?」
大樹はこの会社に入る前から付き合っている2歳年下の可愛い彼女がいる
1度だけ休みの日に2人でいるのを偶然見かけたことがあった
大樹は彼女思いで、よく遊びに連れていってあげてるって話をしてくれていたから微笑ましいなと思っていたのだ
大樹「えっと…彼女とは別れました」
衝撃の返事が返ってきた
架純「えっ?」
順調なんだろうと何の疑いもなく聞いただけだったから、驚きが隠せない
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