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本当に理一がいてくれてよかった
今までストーカー体験なんてしたことなかったし、まさか自分の身に起こるなんて考えもしてなかった
なかなか寝つけずに、さっきの理一の電話の相手が気になり出した
夜遅くにかかってきた、陽菜という女の子からの電話
しかも明日会うみたいなこと言ってたし…
やっぱり彼女なのかな?
それともまた遊びだけの相手なのかな?
考えても答えが出る訳じゃない
でも、もし理一に彼女がいたとしても私には関係ないことだし、気にしてもしょうがない
そして、いつの間にか眠ってしまっていた
気がつくと朝になっていた
今日も仕事だったので、準備をしに帰らなきゃいけない
借りた服は洗って返すつもりなので、そのまま寝室を出た
リビングにいるはずの理一の姿がなかった
架純「いない」
すると、テーブルに書き置きがあるのを見つけた
【仕事で早く出ます。鍵はポストに入れておいて下さい 理一】
架純「もう行っちゃったんだ…」
少しだけ寂しい気持ちになった
私も帰って、準備しなきゃ。もうこんな時間だ
ポストに鍵を入れると、急いで家に帰った
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