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俺はバイクを走らせて、とある場所へ向かう。
名前が読めぬ神社から1キロ半離れた所にある『地球の丸く見える丘展望館』。卒業を控える俺は反抗期真っ盛りでその場にはいなかったのだが、当時あるテレビ番組の企画の活動を終えたのと皆の卒業を記念してここにタイムカプセルを埋めると聞いた。その埋めた場所がこの展望館近くであることを思い出したのだ。片道6分の道中、俺はあの女の子…朱里のことを思い浮かべる…
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