たとえばこんな、シチュエーション

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   メイド服を脱いだものの、これに気付いて紅葉はパニックになったのだ。  寮生でもあり、クラスメートの一人が 「もみっちゃんは酒にめっちゃ弱い!」  というネタを極端な行動に走りやすい奴らの前でバラし。  それを知った輩どもはそんな紅葉に一服盛り、前後不覚にし。  どうして昏倒してしまったのかさえ分らない紅葉を、奴らは好き勝手にしたのだ。  ――誰が紅葉を脱がし、しかもこんな恥ずかしい下着をつけさせたのか…  突き止めなくては気が済まない。  でも、だけど今は、それどころではない。  これを…なんとかしなくては…! (でも…どーしてもっ、ムリ!!)      自分で脱げない。  だって、母親でさえ、こんなセクシーな下着もっていなかった。  勿論、見るのも、触るのだって初めて。  男兄弟の中で育ち、もっと男らしくなるために入学した男子校。  そんな紅葉には、女物の下着になんて触れることさえ出来なかったのだ。 .
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