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だから…信用できる大輝に、頼ろうと思った。
「おねがい…脱がせて…」
恥ずかしさに、声が震えた。
目を閉じ、早く、大輝が脱がしてくれるのを待つ。
(早く~! 早くしろよ~!! 頼むー!!)
じりじりとじれながら、恥ずかしさに耐えつつ待つこと一分、二分…
「…?」
なかなかしてくれない大輝の様子が気になり、そろーりと瞼を開き…大輝の顔を見る。
「!! み、美杉! 鼻血でてる!」
「えっ…?」
「動くな! たれるってば!!」
あわてふためく紅葉の声で我に返った大輝は、自分の鼻血に触れて驚く。
「衣装についたら大変だろっ!」
「て、ティッシュ…」
「ンなモン、ここにあるワケ…」
「…!」
「……っ!」
☆⌒゚。....☆..。☆....。
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