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三日後、山の中腹から浜辺の町を見下ろしていた。
・・町全体が、焼き払われている・・
焦げた臭いが、風に乗って鼻を刺激する。
浜辺の町についてみると、その光景は想像を絶するものだった。
焦土と化した大地と、言葉に出来ないほど無惨な姿を晒している亡骸たち。
そして、かつて人だったはずのおびただしい数の怨念たち・・。
私は早速ロッドを構えて演奏する。
その音色を受けて、相棒の身体がぼんやりと光りだす。
そして、周囲を暖かい光が包み込み、浄化していく。
苦痛に満ち満ちた表情の怨念たちが、穏やかになって、そして、暖かい光に包まれてゆっくりと浄化されていく。
その浄化に、丸一日かかった。
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