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【ごんぞうさんとためきちさん】
家電量販店に行った後、少し足を伸ばしてラーメン屋さんで遅めのお昼ごはん。
そこはかれこれ十年振りで、私の中では可もなく不可もなくって感じ。
カウンターに座り定番の醤油ラーメンを注文。
そのカウンターの端に高齢の男性が二人、ビールを飲みながら熱く語り合ってたんです。
私は勝手にその方々を『ごんぞう』さんと『ためきち』さんとネーミングしなが会話を聞いていたのですが・・・
ごんぞうさん
「ほんま、最近は物の道理っちゅうモンを解っとらん輩が多すぎやと思わんか?」
ためきちさん
「そうかなぁ・・・ まあワシも頭悪いし、お前みたいに物知りでもないしのぉ。」
ごんぞうさん
「大体やな、お祭りをする意味すら解っとらん! ほら、最近若モンの間で流行っとるお祭りあるやろ?」
ためきちさん
「そんなんあったっけ?」
ごんぞうさん
「ほれ! あのカボチャの!」
ためきちさん
「おぉ! ハロイーンっちゅうやつやな。」
ごんぞうさん
「そや! そのハロウィンって何の祭りか知っとるか?
ためきちさん
「なんや、ハロイーンって祭りやったんかい。」
ごんぞうさん
「ハロウィンってのはな、仮装して馬鹿騒ぎするお祭りちゃうねん! あのお祭りは感謝のお祭りやねん!」
ためきちさん
「そうなんかい?」
ごんぞうさん
「ほんまはな、子供が仮装して近所の家行ってお菓子貰うお祭りやねん。」
ためきちさん
「子供のなまはげみたいなもんか?」
ごんぞうさん
「そや! そやからあれは子供に感謝するお祭りっちゅーこっちゃ! 覚えときや!」
すすってた麺吹き出しかけたわ!
(# ゜Д゜)∠※。.:*:・'°☆ゴブワハァ!←吹き出してんじゃねーかwww
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