第三話

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フランクは杖を拾って、攻撃を仕掛ける。 「先手必勝! コアは俺たちのもんだ」 フランクが杖を魔物に向けると、杖の先端から、氷塊が射出された。しかし、効いているようには見えない。 「もっと至近距離で攻撃を当てれば、きっと……!」 「お、おい」 ブリードの制止も聞かず、フランクは魔物へと近づく。近づきながらも、氷塊を何度もぶつけた。 「グルルルル」 魔物の怒りを買ったのか、魔物が尾を横に振るう。フランクは回避できず、吹き飛ばされた。吹き飛んだフランクが壁にぶつかる。 「ぎゃふっ」 「大丈夫ですか!?」 「ロゼ、今はよそ見している場合じゃないぞ!」 「ガアアアア!!」
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