第三話

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「強い」 ヴォルトとブリードは、魔物の力量を理解した。レベルが違う。 「ガアアアアアア!」 魔物は咆哮をあげると、ロゼの方へと突撃する。ロゼはクリマが埋め込まれてある杖を構えた。シールドを発生させ、耐えようと考えたのだ。いつまで魔物の攻撃を防ぐことができるか、怪しいが。 ロゼとの距離が近くなる。そのとき、「せいっ!」と女性の声が聞こえた。視界の外から一本の槍が飛んできた。槍は魔物の目に当たる。。槍が刺さり、魔物はのたうち回った。魔物はのたうち回った。 槍を投げた人物の名前をフランクが叫んだ。 「アイリスさん!」 アイリスさんと呼ばれた、金色の髪を持つ女性が、フランクを叱る。 「まったく。勝手に先行して海底洞窟に突っ走るとは、何を考えている。お前はもう少し集団行動に慣れろ」
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