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やがてシェルから声が聞こえた。フリージアだ。
「では話が早いですね。ブリードさん。あなたは小隊を伊賀の里まで案内してください」
「まあ、一度、里には帰ろうと思っていたし。了解」
「それでは隊長のロゼさんには、騎士団と連絡が取れるシェルを受け取ってもらいます。アジュガさん。よろしくお願いします」
「おう。シェルを渡せばいいんだろう」
「はい。今回はこれで話を終了とします。アジュガさんは部下を連れて、戻って来てください。」
シェルからの音声が途絶える。シェルを停止したのだろう。アジュガは大きな声で三人に話しかける。元々の声が大きい人物なのだろう、とブリードは理解した。
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