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「そっか。それじゃあ、森に入ったらブリードの案内が必要になるわけだね」
「任せとけ」
「わかった。そろそろ休憩にしようか。船が着くまで自由行動。で、いいかな?」
「ああ、構わない」
と、ヴォルトが頷く。ブリードも賛成した。
「そうだな」
「じゃあ、解散!」
両手を叩いた音が鳴る。叩いたロゼは、部屋を出た。
「ブリード。お前はどうする?」
「んん。少し仮眠でも取るかな。ヴォルトはどうするんだ?」
「部屋の外に出ようと思う。外の世界を、この目で見たい」
「そっか」
眠気がやってきたブリードは、壁に背を預け、目をつむった。部屋に寝袋が置いてあったが、壁に背を預ける寝方に慣れていたため、使わなかった。
「おやすみ」
「ああ。おやすみ~」
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