第五話

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「これは、転生前の、記憶か?」 無機質な声に覚えはない。しかし、少女は間違いなく自分に話しかけている。ヴォルトは、自分が今見ている映像は転生前のものだと推測した。 少女は、ふふふ、と笑みを浮かべてから、ヴォルトに言った。 『ただの気まぐれよ』 「はっ……!」 目が覚めるヴォルト。木製の天井が視界に映る。 「今のは……」 上半身を起こすと、腹部に痛みを感じた。それから、自分に何が起きたかを思い出した。 「気が付いたか」 部屋に小太郎の父が入ってきた。 「あなたは、確か」 「小太郎の父親だ」 「そうか」 「横になるといい。あれから何があったか、話そう」 「ああ。頼む」 それからヴォルトは、ブリードたちがコアがあるであろう、祭壇と呼ばれる場所に向かったことを知らされた。
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