第三話

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「よし。それじゃあ、我々は帰還するとしよう! 海竜とやらの報告をまとめないとならんからな。ロゼと言ったか。シェルなら我々の荷物に入っているから、荷物ごと受け取ってくれ。がはは!」 ではな、とアジュガとその部下は部屋を出た。三人だけが部屋に残る。 「二人とも、なんだか大変なことに巻き込んでしまって、申し訳ありません。あの、隊長だからって、固くならないでほしいです。わたしも、これからは砕けて話そうと思うので」 「いいんだ。どうせ当てのない旅になるはずだったんだから。これからよろしく」 「隊長の命令なら、ある程度は聞こう」 「はい。よろしくお願いします!」
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