お見合い大作戦。

1/1
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/98ページ

お見合い大作戦。

ドキドキする。 なんとかして、話さないと。 駄目だ。 辛いな。 ドキドキしすぎで、話せない。 俺、店じゃ雌たちにきゃあきゃあ 言われた。 黙ってても、雌が言い寄る。 そんな感じだ。 考えたら、自分からアプローチした事、なかった‼️ ヤバい? 何か、話さないと。 だって、このコが話さない。 まずくないか? プレイボーイ。 これでも。モテ男。 それでも、話せないなんて!      ## おや?このコ、寝てる。 寝顔も、かわいい!(*⌒3⌒*) おや?起きた。 こっち見て、笑った!(*´∇`*) なんて!可愛いんだ。 俺、一目惚れだよ。(///ω///)♪      ## 『あー、よく寝た。静かだと、眠くなるよねー』 『うん』 『あれ?なんか、まだ眠い。ミドリ、眠いから寝ます』 あれ?また、寝た。 ミドリちゃんは、俺のすぐ横。 同じ止まり木に、くっついて寝てる。 それって警戒してないということだ。 なんか、これはこれでいい感じ。 ミドリちゃん、可愛い💛     ## 何分、そうしたかな? 20分、いや30分は経ってる。 『ふわー。今度こそ、よく寝た。 もう起きるね。チイコ兄ちゃん💛』 え?誰かと、間違っている? 『ミドリ、僕はここだよ』 (゜〇゜;)げげ! いつの間に? 俺も、つられて居眠りしてた。 ミドリちゃんを起こさない様に、黙って屋根に居たんだ。 妹思いだな。 『チイコ兄ちゃんが、え?え?』 『ミドリ、僕はここだよ』 『チイコ兄ちゃん!』 でも、そこでミドリちゃんが 一変(いっぺん)した。 『…ということは、誰よ!』 『俺?いや僕は、きーちゃん』 『きーちゃん!チイコ兄ちゃんじゃないの?』 『う…うん』 『(だま)したわねー』 え?Σ(Д゚;/)/ええ! ミドリちゃんが、突然つつきに来た。 俺はパニック🌀😱 思わず、止まり木から落ちた。 俺はバタバタした。 何が、どうなった! (わか)が分からん。 背中、ぶつけた。 大人しいコじゃないの? パニックだ。      ## 「あー、これも駄目だ。上手くいくと、思ったのに」 「おいで、ミドリ」 『ママー』 ミドリちゃんは手に乗って、俺んちから出た。 いや、それよりも。 人間がママ? チイコちゃんが言う。 『ママは僕ら、みんなのママなんだ。君も婿養子と 言ってたから、君のママでも、あるね』 『良かったじゃない。ミーコ猫みたいに、 永久指定の居候(いそうろう)じゃないんだよ。』 ミーコ猫?永久指定? なんだ?ミーコ猫ってなんだ。 猫のことか! 頭が、追いつかない。       ## こうして俺のお見合いは終わった。 3羽いて、3羽に振られた。(T_T) 俺の存在意義は、なんだー!
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!