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お見合い大作戦。
ドキドキする。
なんとかして、話さないと。
駄目だ。
辛いな。
ドキドキしすぎで、話せない。
俺、店じゃ雌たちにきゃあきゃあ
言われた。
黙ってても、雌が言い寄る。
そんな感じだ。
考えたら、自分からアプローチした事、なかった‼️
ヤバい?
何か、話さないと。
だって、このコが話さない。
まずくないか?
プレイボーイ。
これでも。モテ男。
それでも、話せないなんて!
##
おや?このコ、寝てる。
寝顔も、かわいい!(*⌒3⌒*)
おや?起きた。
こっち見て、笑った!(*´∇`*)
なんて!可愛いんだ。
俺、一目惚れだよ。(///ω///)♪
##
『あー、よく寝た。静かだと、眠くなるよねー』
『うん』
『あれ?なんか、まだ眠い。ミドリ、眠いから寝ます』
あれ?また、寝た。
ミドリちゃんは、俺のすぐ横。
同じ止まり木に、くっついて寝てる。
それって警戒してないということだ。
なんか、これはこれでいい感じ。
ミドリちゃん、可愛い💛
##
何分、そうしたかな?
20分、いや30分は経ってる。
『ふわー。今度こそ、よく寝た。
もう起きるね。チイコ兄ちゃん💛』
え?誰かと、間違っている?
『ミドリ、僕はここだよ』
(゜〇゜;)げげ!
いつの間に?
俺も、つられて居眠りしてた。
ミドリちゃんを起こさない様に、黙って屋根に居たんだ。
妹思いだな。
『チイコ兄ちゃんが、え?え?』
『ミドリ、僕はここだよ』
『チイコ兄ちゃん!』
でも、そこでミドリちゃんが
一変した。
『…ということは、誰よ!』
『俺?いや僕は、きーちゃん』
『きーちゃん!チイコ兄ちゃんじゃないの?』
『う…うん』
『騙したわねー』
え?Σ(Д゚;/)/ええ!
ミドリちゃんが、突然つつきに来た。
俺はパニック🌀😱
思わず、止まり木から落ちた。
俺はバタバタした。
何が、どうなった!
訳が分からん。
背中、ぶつけた。
大人しいコじゃないの?
パニックだ。
##
「あー、これも駄目だ。上手くいくと、思ったのに」
「おいで、ミドリ」
『ママー』
ミドリちゃんは手に乗って、俺んちから出た。
いや、それよりも。
人間がママ?
チイコちゃんが言う。
『ママは僕ら、みんなのママなんだ。君も婿養子と
言ってたから、君のママでも、あるね』
『良かったじゃない。ミーコ猫みたいに、
永久指定の居候じゃないんだよ。』
ミーコ猫?永久指定?
なんだ?ミーコ猫ってなんだ。
猫のことか!
頭が、追いつかない。
##
こうして俺のお見合いは終わった。
3羽いて、3羽に振られた。(T_T)
俺の存在意義は、なんだー!
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