バーガーショップ

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バーガーショップ

 俺は突然の訪問で何度目かのスタンガンをくらい目が覚めたら代田ひかりが消えていた。困った。酒川旬には連絡が取れなくなっている。何か起きたのか?ひかりの所から歩いてあてもなく移動する。末永は関係してる?ハンバーガー食べたいな。どこに消えた?ハンバーガー食べたいな。この辺のハンバーガー屋は?俺は頭の中で地図を広げる。あるじゃんか。タクシーを停めてハンバーガー屋まで乗る。  ハンバーガーを食べる。コーラとポテトが置いてある。さて、どうしよう。酒川旬とひかりは連れ去られた。多分。 「一緒にいいかしら?」 女性が向かいの席に座りながら言った。ダメって言ってたらどうしたんだ?心で思うが口には出さない。しかし、美人だ。 「私、堰うらら」 何?今堰うららって言ったか? 「堰うららって名前は俺の相棒が惚れてる女性と同じ名前だ」 「同一人物よ、酒川旬が今朝消えたの」 「俺がここにいるって何でわかった?」 「ハンバーガー大好きの泥棒なんてそんなにいないでしょ?」 「この店舗じゃないかもしれない」 「恋人の代田ひかりさんの住んでる所から一番近い、可能性は高い」 頭いいじゃないか。この美人が堰うららか。っていうかやっぱり旬も拐われた。 「一緒だった筈だから旬は今朝突然押し入った奴らに拐われた?」 「そう。拐われた。なのにあなたはハンバーガー?」 「朝昼晩ちゃんと食べないとね」 「私にあてがある、美術品を置いてある別荘みたいなのがあるの」 「そこに美術品として二人は飾られる?」 「真面目に聞いて、そこに監禁されてるって話」 「ねぇ、堰うららさん、何故君がそのような情報を持っているのかな?一つ悪だから、2つ情報が仕事だから、3つ末永の部下で末永の命令であんたがやったから」 俺は堰うららを見つめる。
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