虹色のカーテンの下ー神の狼ー

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ひんやりとした空気と、あたたかい温もり。どちらも心地よく、もぞもぞと温もりの方へと身を寄せる。 「オレとしては……ウレシイが?」 ぼんやりとした瞳を開ける。 「?!」 ギルに抱きついていた。 「あのっ……えっと……」 首筋を舐められる。ゾクリと全身が粟立つ。 太ももに、熱く大きなモノを感じた。 「あぁ、スマン」 そう言いながら、ギルはソレを太ももに擦り付ける。 ビクビクと脈打つのを感じ、自分の身体も反応してくる。 「っ!! その、ギル?」 ギルを見つめた。彼の瞳は熱く、狩りをする瞳とは違い、黄金(こがね)色に薄く(あか)くなっていく。 脚をずらしても、彼はソレを押し付け(こす)るのをやめない。 段々と、熱や硬さがますのが解る。 口づけられ、ザラザラした舌が口の中に入り込む。 「んっ!! っふ……ぁ」 唾液混じりの口づけで、口の中でギルと(まじ)わり始める。 互いに息が乱れ、洞窟内に口づけの交わり、娘と狼の声が響き渡る。 アミの太ももの間からは、蜜が溢れ彼の昂ぶったソレを濡らし興奮を高めた。 「たまらない……ナ」 「っん……ぁふっ……」 アミはギルにされるがままに、受け入れてしまう。 ーわからない……けどー 熱が溢れ始め、昂りは娘を女へと変えていく。 口づけで交わり、ギルの唾液が入り込む。まるで、熱を高める蜜のように。 自らザラリとした舌を追い、口づけの交わり始める。 「……っはぁ……ぁ……」 「いいナ」 ギルは満足気に女になりはじめたアミを見つめる。 「ギル……」 (うろ)んだ瞳は、ギルしか見ていない。 狼は、フーフーと、息があがりはじめる。昂ぶりをアミの太ももに激しく擦る。 同時に、女の表情に変わるアミ。ギルを求め、ソレに自身の溢れ出てとまらない蜜を擦る。 口づけで交わりながら、脚を擦りあわせて狼が熱を吐き出した。 なかなか止まらぬ熱の吐き出し。アミはギルを求め、女へとなっていく。 (つがい)になるのが、当たり前だったかのように……。
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