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水族館で、イルカショーやアザラシ、クラゲ、ペンギン、貝たちや微生物、シーラカンスの模型、エンジェルフィッシュなどに触れてみた。
綴に少し笑顔が戻ってくれた時間でもあり、ほっとした。
母親との心の距離はおそらく、母親が自分と人のことを見つめない限り、難しいのかもしれないけれど、一時休戦状態でいいと思った。
そうでないと、発作の大きなものの繰り返しになりやすいし、綴の中の自分を褒めていこうとする力が圧倒的に減るし、無意識であれ奪われもするだろうから。
母親にとっては、綴は本当に「意味の分からないことをただ、怒鳴りまくる相手」にしか思えないといわれた時には、さすがに綴も涙が溢れて、軽いのだが過呼吸を起こしていた
それほどまでにリスクの大きな相手である母親含め家族でいくなんてと思われもしたが、
綴の願っていたところに他ならず、父親の急な車の方向転換によってなされた
感謝の時間でもある。
おかげで、発見をした。
綴は水に縁があること。
そして、鯨よりイルカが好きなこと。
そして、車いすを利用させてもらい、改めて「閉所」「暗所」「狭所」この3点と、空間によって独自に見える空間の恐怖感や、緊張感は綴の体に委縮を起こし、痙攣をおこし、不安を与える。
予期不安のようなそれが、しばらく続きやすくなること。
課題はあるが、綴が携帯から、車いす越しにせよ撮った写真の多くは、とてもアングルがいいと褒められた日でもあり、
俺らにはうれしい時間だったかなって思えるよ。
たまにはこういうのもいいな。
PM11:08
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