目覚めたら 白雪姫

・・・ん・・・んん・・・
ーーー
何だろ・・・
何か　　　変な感じ・・・

・・・外がうるさいなぁ

んーー？

「やった！！白雪姫が生き返ったぞ！！」
「わーい！！！」

・・・何だこのちびっこい奴ら・・・
てか　　　　え？

さっき何て言った？

「白雪姫！！白雪姫！！」

はぁっ！！！？？？
私が？！白雪姫！？

え、ちょっ　　　　あ、あの白雪姫ってこと？？

・・・確かに
このドレス　　趣味に合わないし
髪の毛真っ黒だし
動物集まってきてるし

いって！！
あ、ガラスの棺か。
よいしょっと。

これっていわゆる『転生』ってやつ？？

私は　　おとぎ話の白雪姫になっちゃったってこと？？？
ちょっと勘弁して・・・

「やっと見つけました。私の追い求めていた人です。」
・・・うわぉ　　♡
このにーちゃん　　なかなかイケメン　♡

待って。
もしこれが本当に転生なら
ちょっとチャンスかも！
たとえフィクションの中でも　　こういうシチュエーション一回は体験してみたかったし。

「白雪姫ー！！」
もう　　　仕方ないわね　　　まったく・・・