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遊撃隊の食堂では、残念ながら閉店したマヨカフェのメンバーがお手伝いをしている。
マヨ焼きそばは売らないので、デザートコーナーに平居真乃と巌地やまとはいる。
「生シェイク?」
今年の流行はソフトクリームに牛乳と何かを混ぜて作るスイーツだ。
イチゴだったりメロンだったり、作る所の名産品に左右される。
「うちの名産品……?」
いつの間にか横に来ているフィリーが、死ぬほど辛いわさびのチューブを主張してくる。
フローレンスと麻里亜なら却下するところだが、真乃は使い方を知っている。
「ワサビアイスってミントのような刺激のある抹茶味になるの。かなり美味しい」
フィリーの期待は食べた人の悶絶かもしれないが、熱意には応えられそうにない。
生シェイク・わさびのオーダーが入る。
原始イプシロイアの人たちが4戦目を前に食事をしながら作戦会議を始めている。
「ここで……?」
「どうぞ聞いてって、そしてわたしを殺して!」
遊撃隊の食堂メンバーは荒れてるなあと、ミカを気の毒そうに見る。
遊撃隊の会議室では時埜が舞宇と話している。
「本当に貴女は魅力的よ」
アイドルとしても提督としても最高の位置にいる。
誘って1戦だけの仲間以上にできなかったのが悔やまれる。
「それより作戦をお願いします」
舞宇はミカの情報をメインコンピュータから時埜の端末に転送させる。
「黒劇団メフィスト戦では1勝2敗で回ってきて負け逃げしてる」
勝っても悠結が5戦目で勝てないから、無駄に死ぬことはないという状況らしい。
「今回は時埜以外で悠結に勝てないから、来るよ。殺さないようにね」
「保証できません」
舞宇は目の前の時空管理局のボスに寒気すら覚えた。
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