「大晦日」

2/4
前へ
/33ページ
次へ
   騒ぎのする方を見る千代松    商屋に迫る取り立て屋    対応する妻   (夫は居留守)    また別方角を見る    町民の家の前で    門付けが歌い踊り騒ぐ    堪らず主人が出てきて金を出し    これを追い払う 千代松「 「掛け売りと乞食は大晦日の風物詩」 と言ってな。 今日は特に 「異常」が日常に上手く溶け込みやすい。 どさくさに紛れ込んで 凶悪犯罪が行われているかも知れない」 辰吉「おー怖いねぇ。 もしかしたら あの世からの使者が 人間に化けてたりして~」    たじろむ千代松 千代松「やめろ! (周りを見渡し) お前には見えているのか!?」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加