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そうやって同じように少年は2週間を何もおかしなこと無く過ごした。
この話において大きな転機となるその日も、彼は神社であの猫と遊んでいた。そこらに、少年の慎ましやかな笑い声と、猫の鳴き声が小さく響いており、平和な1枚だったろう。
少年が少し身なりを整えてやったのか、人に構われて元気を取り戻したのか、あるいはその両方なのか。猫の、彼女の毛並みは、以前よりずっと良くなっていた。それは、元の白の美しさが少しずつ取り戻され、艷やかになり、容姿端麗であることが誰でも容易に分かる程度であった。
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