2#白い世界を歩く

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 きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!  いったいこの白い世界は、どうなってるんだろ?  僕は、脚の爪や肉球にこの白い世界の冷気を感じとり、キョロキョロと何処までも延々と拡がる白い世界を見渡し、鼻をひくつかせて辺りの匂いを嗅ぎながら、この白い中を歩き続けた。  きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!きゅっ!  僕は歩いていくうちに、段々心細くなってきた。  孤独。  ひとりぼっち。  ただ、この白く閉ざされた世界に僕、ひとりぼっち。
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