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「あ、皐月さーん!後お願いしますね!それじゃ、お先に失礼しまーす!」 「あのっ……分かりました。」 今日もヒトリ(...)か…。 仕方ないよ、私結婚とかしてないし。 みんな子供のお迎えとか旦那さんに夕飯作ったりするんだもんね…。 「皐月、また押し付けられたのか?残業も程々にしろよ。」 「はい、簡単な物なので大丈夫です。ありがとうございます。」 彼は私より2つ年上の羽山秀治(はやましゅうじ)さん。 いつも残業する私に声を掛けてくれる。 先輩として良い顔したいのかもね。 噂によると次期社長候補で美人な婚約者も居るんだとか。 私とはつくづく違う世界の人だ。
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