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「何故俺たちには....」
普通というか、普通より愛想の良すぎる人間にしか見えない。
「マギーは....何か特殊な能力があるのか?」
黙って聞いていたアンジーが口を開く。
「以前に聞いた話ですが、物事の真実を見極める目を持つ者が存在するといいます」
「それって魔眼の事?」
すかさずジャッキーが食い付く。
「そうね、魔眼の1つとされていて、攻撃力とかは全くないけど要するに嘘を見抜けるし、進化すると未来視もできるって」
それは....凄いな。
「そういえばマギーのお母さんって?」
アンジーの質問にマギーが少し躊躇うような素振りを見せる。
「言いたくないなら無理にとは....」
「いえ、皆さんにはお話しておきます」
マギーは軽く深呼吸をしてから語り始めた。
「私のお母さんは....魔族です」
「えっ!」
父親が人間、母親が魔族というと....
「じゃあ私と同じ?」
頷くマギー。
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