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「じゃあ、それ以来魔眼を?」
今度はジャッキー。
「いえ、その時だけだったのが、あの龍王とイッポンスギさんの戦いでまた....」
「まだはっきりと言えないけど、マギーの魔眼は私の知る限りでは真実を見る事が出来る力があるみたいね」
真実を見るか。
「じゃあマギー、おまえから見たら俺はどう見える?」
「はい....あの....」
「遠慮しなくていい、見たまんまをこいつらにも教えてやれ」
「はい、お爺さんではなくてお兄さんです」
「え?」
「は?お、お兄さん?」
うん、まあ当然のリアクションだ。
どうせだから話しておくかな。
「マギーの言う通り、俺は実は若者だ」
「し、師匠....若者って....」
「17歳だ」
「えーっ!私より年下あーっ!」
「そうだ」
簡単に俺を説明する。
「違う世界から....」
「1度死んで生まれ変わった....」
「女神様との契約で....」
「そう、この世界を救いに来たわけだ」
目が点になってるぞ?
「確かにイッポンスギさんの力はこの世界ではあり得ない」
「師匠の魔法も規格外ですしね....」
「私はイッポンスギさんのお料理が凄く美味しい」
マギーの言葉に無言で頷く二人。
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