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「提案があるんだが」
気を取り直して俺を見る3人。
「マギーも俺たちの仲間にならないか?」
「え?」
「いや、最初は王都の孤児院って思ったけど、今のこの国だと安心して預けられないし、それにマギーの力を誰かに知られたら....ヤバいだろ?」
「私は賛成」
「僕も賛成です」
ま、この二人は即答だと思った。
「マギーはどうだ?俺的には本人の気持ちを尊重したい」
ん?
マギーが下を向いている。
え?
泣いてる?
「あ、あのマギー....」
「わ、私は....」
マギーが涙をボロボロ流しながら顔を上げる。
「皆さんの....足手まといにしか....なれません....でも、でもっ!ここまで来る間も....とても楽しかった!ずっとずっと皆さんと一緒にいられたらって....夢みたいな事を....」
そう言ってマギーはまた下を向いて肩を震わせていた。
「決まりだな」
「マギー、ハーフ同士仲良くしてね」
アンジーがマギーの肩を抱くとマギーは更に泣き出した。
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