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翌朝。
「マジか」
檻だ。
檻に入ってる。
うん、本物っぽいな。
「お目覚めですか?」
女将がニヤニヤしながら見ている....
「ああ、おかげでぐっすり眠れたよ」
「それはそれは....ではさっそくですが朝食にいたしましょう」
「ああ、そうしてもらおうか」
「師匠....」
ジャッキーが女将を睨み付けている。
「大丈夫だ、心配するな」
ここで女将の笑顔が消える。
「ずいぶんと余裕だね?今からどうなるのかも知らないくせに」
「あ?知ってるぞ?俺たちの魂を抜き取るんだろ?女狐さん」
「何故....知っている?」
お、動揺してるな。
「教えてやろうか?」
俺から出る次の言葉を待つ女将。
「教えてやんなーい」
その言葉に一気にキレて正体を現す妖狐。
「貴様あっ!妖狐族をバカにしているのかっ!」
「あ?そうだよ?バーカバーカ」
ちょっと煽ったら真っ赤になってやんの。
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