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「イッポンスギさん!....あら?」
おお、やっぱりマギーの魔眼は騙せないみたいだな。
「そっちは?」
「マギーの魔眼であっさり檻を出て、見張りの妖狐は始末した」
あ、アンジーの言葉使いが戦闘モードじゃん。
「マギー、敵は?」
「この建物の一階に5体、外に20体のオークと、昨日の村長が妖狐族の上位種です」
「そこまで分かるのか?すげーな、偉いぞ」
そう言って頭を撫でるとマギーは嬉しそうに笑った。
「えへへ....」
「あの....師匠」
「ん?」
「建物内のオーク討伐は終了しました」
は?
「外は?」
「ご覧の通りです」
窓から外を見ると一面が真っ赤に染まっていた。
「いや、君たち早すぎない?」
「アンジーさん、龍王の里辺りからかなりストレスが溜まっていたみたいで」
何でストレスなんて言葉を知ってるんだよ?
「アンジーっ!」
「はーい」
にこやかな笑顔でオークの首を跳ねるアンジー。
いや、グロいぞ。
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